フラワーエッセンスの使い方・利用方法


フラワーエッセンスとは
フラワーエッセンス療法とは
FES、バック、ルミニスエッセンティアについて
使い方
選び方
どのようなときに使用できるか
どのような変化があらわれるか
プラクティショナーとのセッション・日本でのフラワーエッセンス療法
フラワーエッセンスの教育機関



フラワーエッセンスとは 

イギリスのエドワード・バッチという人が1930年代に花の持つ波動を水に転写させたものが、人間のゆがんだ波動を修正することを発見し、用いたところから始まり、現在では世界中で作られています。通常小さなスポイトびんの形で売られています。
 野生の花や有機栽培など丹念に育てられた花を、もっとも生命力のあるときに摘み取り、器に入れた湧き水にひたして太陽にさらすことで抽出、生成されます。これを希釈し、活性化させ、ブランディをいれて保存します。植物の物質的な成分は一切入ってなく、水がベースとなり、花のエネルギーが人間のエネルギーレベルで作用するようになっています。
 
 
精妙なエネルギーを扱うので、質の高いエッセンスをつくるためには花の状態、天候、星の運行、作り手の意識、精神的な安定度など重要なものになってきます。
 バッチは病気というのは患者の感情のパターンや性質から生み出されたものだと考えました。自己の魂が気づくことがなければ、健康への本質にたどり着けないということです。


 

 

フラワーエッセンス療法とは

フラワーエッセンスを定期的に毎日飲むことによって、感情や思考のパターンなどをゆるませたり、バランスをとったりしながら、その人の本来の姿に気付きやすくしていくものです。自分で適切なエッセンスを選びながら、エッセンスとともに内的プロセスをたどることも可能ですが、心理療法の代わりになるものではありません。
また、慢性的なパターンからの脱却、変容は自分ひとりでおこなうには限界もあります。
つまり自分が気づかない、固定化されている自分の考え以外の気づきというのがわかりにくいからです。フラワーエッセンスは短期的な目的では容易に自分で選び、使うことが可能ですが、長期的な目的のために使用する場合、かなりの意志の力が必要になってきますので、プラクティショナーとの共同作業でのエッセンス療法が勧められます。
回数などによって非常にゆるやかな変化をすることも出来ますし、心理療法やボディワーク、ヒーリングなどとあわせてより相乗効果を出すことも出来ます。
とてもホリスティックな療法です。
個人差はありますが、1週間から1ヶ月くらいでなんらかの変化を感じます。
最初にゴール、意図の設定をすることにより、より明確に共振作用を促します。

フラワーエッセンス療法は医療に代わるものではありません。
必要な方は医療機関にかかりながら、補助的におこなうことをすすめます。


FES、バック、ルミニスエッセンティアについて


現在私が主に使用しているフラワーエッセンスのメーカーです。

FES
FESはFlowerEssenceServicesとしてカリフォルニアのシエラネヴァダのテラフローラに本部をおいています。エッセンスの作り手であるリチャード・キャッツとパトリシア・カミンスキー夫婦がスタッフとともにエッセンスの生成と研究、数多くの臨床データをもとにしたリサーチ、プラクティショナー教育をしています。
FESのフラワーエッセンスはアルケミーの理論、ゲーテの自然科学、ルドルフ・シュタイナーの精神科学、ユング心理学などに基づき、自然界に存在する花の中に表現されるアーキタイプを人間の魂のアーキタイプとの共振作用によって、魂の成長を導くものです。
自生されている花からかバイオダイナミクス農法により栽培された花によって生成します。
エッセンスの生成には徹底的な植物の観察がなされた上で、自然界の4つの要素や環境、惑星の運行、作り手の意識など注意深くベストなタイミングで作られています。
ですから、非常にエネルギー的な安定感もあります。
カリフォルニアの強い太陽の日差しにより乾いた大地にたくましく育つ植物から作られることもあり、人間の変容の段階や感情経験を深めるものが多くあります。
やはりアルケミー的要素の強い季節に応じたハーブオイルや精油、フラワーエッセンスを組合わせたマッサージオイルのシリーズや最近では12種類のスプレーシリーズFlourishも発売され、より変化の激しい現代に応じたコンビネーションを作り出しています。

○FESのHP(英語) 
○日本でのFES総代理店フラワーエッセンス普及協会のサイト

バック(バッチ)エッセンス
エドワード・バッチが作り出した38種類のエッセンスを出しているメーカーがいくつかあります。どれも意味は同じです。私はイギリスのヒーリングハーブ社のものを主に使用しています。
特徴としてはかなり多くの方が研究もされていて、本もたくさん出ていることですし、とても使いやすいという点です。
おそらくレスキューレメディーもしくは5フラワーフォーミュラはもっとも売れているフラワーエッセンスではないかと思います。
イギリスで生育されている植物の花が主ですので、地味な花が多いですが、日本人とイギリス人の地道で堅実な点や湿度のある気候などから共通する部分もあり、使いやすいのではないかと思います。

ルミニス・エッセンティア
ハンズオンヒーラーであり、フラワーエッセンス療法家の王由衣さんが日本で作り、リサーチしているエッセンスです。由衣さんは「フラワーエッセンスレパートリー」の訳者でもあり、ライフスクールというヒーリングやフラワーエッセンス療法の教育課程のディレクターでもあります。
このエッセンスは日本の花で作られたという以外に作り手である由衣さんのエネルギーの安定度が加わり、現在リサーチ中です。
ライフスクールのフラワーエッセンス研修などでリサーチセッションがおこなわれ、その効果を試すことが出来ます。
私もセッションの中で使うことがありますが、バックやFESにある花の日本バージョンのものがあり、あえてそちらを使用することもあります。
日本人にあったペースでゆるやかに作用していきます。
○アルケミカル・ハート・プロジェクト


FES、バック、ルミニスエッセンティアはすべてこちらのサイトで購入可能。
「フラワーエッセンスレパートリー」(FESのリチャードとパトリシアによる本。FES103種類とバック38種類をカバー)も購入可能。
○Seeds of Angelica


使い方



☆飲む 
1日数回(バックでは4回)、食事前や寝る前に舌下に4滴たらして、花のエネルギーを取り込みます。
 売られているストックボトルを幾種類か選び、30mlのスポイトビン(遮光びん)に2滴ずつ入れ、ブランデー3分の1とミネラルウォーター3分の2入れて服用するともっと経済的で効果も変わりません。

☆スプレー

ミスティングボトルの場合、やはり遮光ガラスのびんにブランデーなどのアルコールとミネラルウォーターを加え、そこへ2滴おとします。飲まずにミスティングのみであれば、精油と組合わせることも可能です。飲む場合と効果は同じですが、幾分回数を頻繁におこなうほうがよいでしょう。

☆ お風呂に入れる
お風呂には多めの滴数を入れる必要があります。
エッセンスを湯船に入れて、手で八の字の混ぜると活性化します。
疲れたときにオリーブやクラブアップルを入れて入浴というのが一番使いやすいです。
特定のエッセンス風呂に入るときは家族と共有にならないように。

☆クリームと混ぜる
FESから出ているセルフヒールクリームをベースにしてフラワーエッセンスと混ぜて、体の特定の個所に塗ることが出来ます。よく使用されるのはアルニカだと思います。
痛みや古傷のある個所に使用されます。
また美容のクリームや化粧水に混ぜて、浄化系のクラブアップルや顔に関係のあるプリティフェイスといったものを使用することが出来ます。
私のサロンではこうしたフラワーエッセンス入りのヒーリングコスメやキャンドルを作ることも可能です。

☆ 動物に使用する場合
飲ませ方は飲み水に入れておく。寝床にミスティングする。
飼い主が手にエッセンスを一滴おとし、からだになでつけてあげる。
動物は敏感なので一日2回で十分。
また飼い主がとることで改善していくケースもあります。

動物に関しては猫のフラワーエッセンス療法をしておりますので、私のブログを参照にされてください。
○猫の自然療法 

☆ 子供・赤ちゃんに使用する場合
動物と同じように効果がすばやいので、回数は少なめに使います。
手首にちょっとつけるとか赤ちゃんだとお風呂に入れるだけでも違うと思います。
7歳以下の子供であればお母さんが取るだけで影響があることが多いようです。
ある程度はっきりした意見を持つようになったら自分で選ばせたりしてもよいです。

☆ 植物の場合
水やりの水に混ぜて使用。病気対策にクラブアップルやオリーブ、植え替えにウォルナットやレスキューを入れたりします。

フラワーエッセンスの本に関してはこちらのブックストアをごらんくださいませ。

○内なるお庭(癒しの本と音楽)


選び方


初心者の場合、バッチの本やフラワーエッセンスレパートリーを読んで、とても気になるエッセンスや花があればまずとってみる。一度に一種類がよい。
花の写真が気になる、定義を読んで、なにか響くものがあるというところから選んでよいと思います。

よく本などではOリングやマッスルテストによって選ぶ方法もありますが、すべてそれに頼らない方法を私はお勧めしております。それは必ずしもいまの段階でその人が受け入れる準備の出来ていないエッセンスがあったり、エッセンスの組合わせの相性があわないものが出てきたりして、結局効果がわかりにくい場合が多いようです。
またまとまりなく、複数のエッセンスを一度にとることも結局本人がテーマを絞りきれないという点もあり、お勧めは出来ません。
自分が本当に飲みたいエッセンスを絞り込んでいく作業も内面を整理するのにとても助けてくれます。

そのときに自分の欠点を補うものを選ぶのではなく、自分の性質に近いもの(エッセンスには必ずプラスの性質とマイナスの性質があります。そのどちらにもあてはまるものが自分の性質に近いものです)かいま直面している問題にもっとも近いものを選ぶのがポイントです。


依存の傾向がある方は第三者かプラクティショナーとのセッションによりサポートを受けて選択するのがよいでしょう。


どのようなときに使用できるか


短期的な目的と長期的な目的で使用できます。
最初は短期的な目的と思い飲み始めても、その奥に根深い問題が浮上してくることもあります。例えば妊娠のサポートと思っていても、その奥に母親との関係性や自分の女性性の問題が出てくることもあったりします。
個人差があって長期的なつもりがすぐに過食がおさまったとか不眠がよくなったという場合もあります。

・短期的な目的・・・集中力を高めたい。緊張をほぐしたい。リラックスしたい。リズムを整えたい。体力が弱っているときのサポートに。プロジェクトのサポートに。落ち込んでいるときに。緊急時や災害時に。環境が変わったときに。人生のいろんな段階に(子供の成長のサポート・思春期・就職・結婚・更年期・妊娠出産・離婚・老い) 
霊的な影響から身を守る。

・長期的な目的・・・共依存 慢性的なパターンの改善 うつ 過食 不眠 心身症
無気力 PTSD 喪失感のサポート 仕事のサポート 人間関係の悩み、病気のサポート 
発達障害の子供のサポート 性の問題(女性性・男性性) 家系の影響
魂の成長のサポートとして


どのような変化があらわれるか

第一段階

第2段階

第3段階

第4段階

 

変化がない人

 大部分の人は第一段階を経た後、変化が感じられないという人が多い。
 理由として、ひとつは自分にあったエッセンスではないかもしれない。そしてエッセンスを飲む目的が特になく、取っている場合も変化は出ないであろう。
 変化ということをもっと劇的なものとか、飲んでいれば私を変えてくれるというふうに捉えている人は意外に自分に対しての気づきを見逃してしまいがちか、気づかないようにしているかかもしれません。
 たいていの人は「気づきたくない」または気づく準備が出来ていない状態にあります。
 そういう場合は、いきなりトランスフォーメーションのエッセンスを取るよりも、自分の段階に応じたエッセンスに切り替えていく必要があります。
 変容というのは、突然人が変わるような状態ではありません。自分の薄い皮を一枚一枚剥いでいくように、気がつくと変わっていた、前の自分と少し違うというようなものなのです。

 あと時間がなくて、一日に1回とるかとらないかの状態で1本の使用ボトルを飲むのに3ヶ月くらいかけていて、「変化がありません」という人もたまにいますが、エッセンスの使用頻度と効果は関係があるので、回数はきっちり取ることが必要。
 目的をはっきりさせたほうがよい。「人に振り回されない自分になりたい」というような目的ではわかりにくいので、具体的な行動を挙げるとよいでしょう。「会議や集会で発言する」というような「出来るようになる」ではなく、実際に行動に移せるような目的からはじめていくと、少しずつ大きな目的に近くなることになります。
 振り回されない自分になるために体を鍛える。そのために太極拳のクラスに参加するとか。
 「自分の女性性を受け入れたい」という人であれば、自分の女性性の中で受け入れることが出来ないものを、少しずつ取り入れていくことを検討してもいいでしょう。
 例えば、布ナプキンに切り替えることで自分の嫌っていた部分をナプキンを洗うことで受け入れられるようになるかもしれません。行動に移すことで少なくとも問題の半分はクリア出来ている状態に達しているのです。


○レスキューレメディーまたは5フラワーズレメディーはどういったときに取るのか
 よく緊急時にとるレメディーとして、まずこれを買われる方は多いと思いますが、いったいどういうときにとればよいのでしょうか。
 交通事故、災害時、悪いニュースを聞いたとき、迷子になったとき、困った状況になったときなど数時間おき(直後は1時間に一回くらいかもう少し頻繁に)に薄めず直接舌下に落とします。あるいはやけどなどには直接皮膚に塗ります。この時クリームタイプのものを使うとよいでしょう。



プラクティショナーとのセッション・日本でのフラワーエッセンス療法


フラワーエッセンスが日本で紹介されるようになってかなりたっています。
アロマテラピーもいまはプロフェッショナルがおこなう療法として認められつつあります。しかし、フラワーエッセンスはメーカーにより使用や選択の仕方が異なるために、
日本ではまだ微妙な位置にあります。
プラクティショナーの教育機関も統一はされていませんし、心理療法ではありませんが、プラクティショナーとの1対1のカウンセリングはある程度の心理学の知識や倫理が必要で、プラクティショナーとしてのあり方がセッション後の経過にも反映してきます。
アドバイスを与える立場ではなく、耳を傾ける力や共感力も必要ですし、アロマセラピストが精油のことを知り尽くしていることが必要なように、エッセンスとなる植物・花についてどれだけ深く知っているかと、相手をどれだけ理解できるかが花に表現されます。
また、よいプラクティショナーはクライアントをコントロールすることなく、相手を尊重し、自らの意思で選択したり、プロセスにとりくむことを助けることが出来ます。
ですから、本人が言いたくないことについて聞くことは一切ありませんし、クライアント個人の情報に関しての守秘義務を守ることが出来ます。
少し本で読んだり、数日の講座に出て、他者にエッセンスを選ぶことを仕事としている人と長期的な訓練を経て仕事をしている人にはかなりの差があります。
それはどのような仕事でも同じであることから理解できると思います。

ペンデュラムやOリング、マッスルテストなどでエッセンスを選ぶ人はプラクティショナーではありません。
訓練されたプラクティショナーは教育や医療の現場でのサポートとして働くことが可能であると私は思っています。
そのための位置付けを日本でこれからしていくために、ホリスティックケアとしてのフラワーエッセンス療法の正しい理解を植物療法に携わる人や医療、教育関係者がおこなえるように望んでいます。

動物病院などではすでにホリスティックケアをされていることが非常に多いです。
これは動物の診療にはお金がかかるため、ホリスティックな療法でも金額的には差がないことや副作用がないことが大きいと思います。


フラワーエッセンスの教育機関


日本ではいくつかフラワーエッセンスについて学べる場所がありますが、
その視点は実にさまざまだと思います。
私が学んだ教育課程はおすすめできると思います。
プラクティショナーとしてのあり方を深く学んでいけるところです。
ライフスクールのプラクティショナートレーニングは2009年よりカレッジへの移行にともない、フラワーエッセンス療法科となります。長期で学ぶ学校ですので、卒業までに4〜6年くらいかかるかと思います。
入学までにも数年かかるので10年は学ぶつもりで受けるのがいいかと思います。
ちなみに私は8年くらいかかりました。
まずは誰でも受けられるオープンのフラワーエッセンスのクラスに参加をしてみるとよいでしょう。実際に自然観察が可能な場所での合宿形式のクラスをおこなっています。

本格的なフラワーエッセンス療法が学べる学校
○ライフスクール 

初心者向けの講座などでは私がおこなう講座(香川・東京)やライフスクールでの認定プラクティショナーによる講座(東京・京都・福岡など)もお勧めです。
ライフスクールのHPの推薦ヒーラーを参考に。

FESやアラスカ、オーストラリアンブッシュなど現地で毎年おこなわれているインテンシブ・セミナーに参加されて、レポートなど提出すれば、認定プラクティショナーとして登録することが出来ます。
そのメーカーのエッセンスをもし使おうと思うなら、現地で実際に作られている花を観察することは非常に有益です。また、作り手本人に会うことも貴重な体験です。
通訳付きの日本人ツアーもあるようです。
英語が出来る方は現地で直接受けたほうが経済的です。
ヒーリングハーブ社はニールズヤードレメディーズでバックのクラスがおこなわれています。マスターズなど他のメーカーもそれぞれの代理店などでトレーニングコースがあるようです。